化学肥料というのは、「栄養のかたまり」です。
人間に必要とされる三大栄養素は「炭水化物」と「たんぱく質」と「脂質」だと言われています。
これに対して植物に必要とされる三大栄養素は「窒素」と「リン酸」と「カリ」だと言われています。
動物は草を食べたり木の実を食べたりしてこれらの栄養素を摂取しているのです。
そしてこの「窒素」と「リン酸」と「カリ」を詰め込んだのが化学肥料です。
つまりこれがあれば農業に詳しくない人がどんな土を使っても野菜を育てることができるのです。
栄養のかたまりを凝縮してあるものなので、野菜はぐんぐん大きくなります。
しかしこれは成長促進剤のようなものなので、人間に例えるならば赤ちゃんに栄養剤だけ与えて体だけどんどん大きく育てるようなものなのです。
本来自然に子育てする場合には、大地からえた恵みのたべものでゆっくりと年月をかけて育てていきます。
素早く大きく育てることはできても、これに伴う弊害も生まれます。
それは虫や病気に襲われやすい体質になるということです。
これを防ぐものが「農薬」です。
ですから通常市販されている作物には「農薬」が何十回と使われているのです。
これは自然界のメカニズムに反したやり方だと思います。
一方で大地を守る会が創業以来守ってきた有機農法の場合、化学肥料を使わずに育てる方法をとっています。
つまり自然界のメカニズムに合わせてきちんと野菜を育てているのです。
自然界の土には、落ち葉や動物のフン、死骸などが混ざり合っています。
これを土の中にいる菌が食べて長い年月を経て、窒素やリン酸やカリが含まれたいい土に変えていくのです。
ただし化学肥料のようにすばやく野菜を大きくすることができません。
ゆっくりと時間をかけて細胞分裂をして自然の速度で野菜が成長していくのです。
結果として化学肥料を使っていないので、虫や病気の被害にもあいにくくなり農薬を使わないで育てることができるわけです。
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